美術・工芸学科の学生10人で新潟県糸魚川市にある旧市振小学校にて廃校展示「ない記憶ある記憶」を開催しました。
地域活性化を主な目的として、新潟県の地域に触れ私たちが新潟という土地で芸術を学ぶことについて考える展示でした。使われる機会がなくなり閉校された小学校を舞台にすることで地域の方に新鮮さを与えると共に、展示を機に市振という土地を知ってもらう手立てにしてもらうためです。それに加え、新潟の長岡造形大学という場で、私たちがどのような学びを得て表現に落とし込んでいるのかを知ってもらいたいという思いから、これまでの自主制作作品や授業課題をメインに展示をさせていただきました。展示を行い、小学校の内部の様子や市振地区の空気を感じる中で、架空の思い出が出来そうな程の懐かしさを抱きました。それはかつての自身の記憶と旧市振小学校に残された思いが込められているのだと思います。
今回の展示は2024年9月14日から9月19日の5日間という短い会期だったのにも関わらず、112人という大変多くの人に来場していただきました。また、来場者の方に来年も開催してほしい等の嬉しい感想や前向きな意見をいただき、開催して良かったと心から感じています。そして、普段展示をしているギャラリーとは違う環境での受付や休憩所の設定、掃除等の準備には多くの気付きがありました。
校友会の支援により、充実した制作活動や展示活動ができること誠に感謝申し上げます。今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。