長岡造形大学 大学院 造形研究科
修士課程1年 上田俊一
日本デザイン学会第72回春季研究発表大会に参加し、デザインに関わる多様な視点や最新の研究動向について学ぶ貴重な機会となりました。
大会は全国の大学・大学院・企業の研究者や学生が集い、研究発表やディスカッションを通じて相互の知見を深める場として構成されており、発表内容は、情報、地域、教育、福祉、産業など幅広い領域に及び、デザインがどのように社会の課題と関わり得るかを多角的に考えることができました。
特に、現代におけるデザインの役割が「解決」だけでなく、「問いを立てること」や「関係を築くこと」へと拡張している点が印象に残りました。また、参加型リサーチやナラティブ手法など、従来の調査研究にとらわれない柔軟な方法論が多数紹介されており、今後の自分の研究の方向性を考える上で大きな示唆となりました。さらに、他大学の学生や研究者と交流する中で、自身のテーマを俯瞰的に見つめ直す機会ともなり、研究への視野が広がりました。
こうした経験を通じて得た気づきや考察を、今後の修士研究や実践活動に活かしていきたいと考えています。

