令和7年度第1期「日本デザイン学会第72回春季研究発表大会 参加」(7)

⻑岡造形⼤学 ⼤学院 造形研究科
博⼠課程1年 佐々⽊ 茉歩

⽇本デザイン学会72回春季研究発表⼤会にて、⾃⾝が企画運営する「インフォーマルコミュニケーションを主軸とした⼩規模な対話の場」に参加者が再来する諸要因や、場における「蓋然性のマネジメント」のあり⽅についての研究成果および今後の展望について⼝頭発表を⾏いました。

質疑応答では、会場にいた他⼤学の先⽣から貴重なご意⾒をいただき、発表後には直接意⾒交換までさせていただきました。⾃⾝の研究内容について議論する機会まで得られたことが⾮常に嬉しく、今後の研究の励みにもなる有意義な機会となりました。

本学会では、⼤学だけでなく企業で働きながら研究される⽅の「デザイン」にかかる知⾒についての発表もあるため、ポスターセッションやオーガナイズドセッションにも積極的に参加しました。地域の場にかかる研究や、アクターネットワークに焦点を当てた研究など、⾃⾝の研究にも参考にできる発表にも出会うことができました。

最終⽇には、学⽣企画のワークショップにも参加し、他の⼤学の学⽣との繋がりも広げることができました。

今回の学会では、実践しながら研究している他⼤学の学⽣や先⽣、企業の⽅と直接話せる貴重な機会をいただきました。この経験を糧に、今後の研究活動も取り組んでいきたいと思います。

令和7年度第1期「日本デザイン学会第72回春季研究発表大会 参加」(6)

長岡造形大学 造形研究科 イノベーションデザイン領域
修士課程1年 佐々木優那

2025年6月27日(金)から6月30日(月)にかけて札幌市立大学 芸術の森キャンパスで開催された日本デザイン学会 第72回春季研究発表大会に参加しました。

本大会は「くんずほぐれつ、デザインする」をテーマに、デザインの新たな知について活発な議論が展開されました。自身の研究テーマで扱っている「和楽器作りワークショップを通じた伝統文化への興味関心醸成」に関連する「子どものためのデザイン」の口頭発表を重点的に聴講し、ワークショップ設計における観察視点や評価方法について具体的な学びを得ました。

また、ポスターセッションでは教員の方々から直接助言をいただき、今後の研究実践に活かせる貴重な交流を深めました。最終日には「明日の未来を考えるためのデザインワークショップ」に参加し、全国の学生約40名からチームを組み、「2035年の社会課題」をテーマに、森林保全を目的としたAIとIoTを活用したクラウド型ツールを提案しました。異分野の学生と協働し、先端技術とデザイン思考を融合させた課題解決に多面的な視覚から取り組むことで、複合的な発想力とシステムデザインの重要性を実践的に学びました。

この学会参加は、最新の研究動向の把握、専門的なネットワークの構築、そして自身の研究を深めるための具体的な手法を得る大きな成果となりました。今後は、得られた知見をワークショップの実践と評価方法の洗練に活かし、来年度の学会発表に向けた準備を進めていきます。

令和7年度第1期「日本デザイン学会第72回春季研究発表大会 参加」(5)

長岡造形大学 大学院 造形研究科
修士課程1年 小林 由佳

2025年6月に開催された日本デザイン学会第72回春季研究発表大会(札幌市立大学)に参加し、さまざまな立場の人が「デザイン」という共通の軸を通じて社会にアプローチしている姿にふれることができました。

幅広い分野の発表が行われる中で、特に興味をひかれたのは、地域の風景から色を見つけ出しクレヨンをつくる取り組みや、まち歩きの印象を色で可視化する手法など、感覚的なものをことば以外の方法で共有しようとする実践研究です。これは、自分の研究で扱っている「地域認識」といった捉えにくい感覚を、どう他者と共有するかを考える上で、大きなヒントになりました。

また、実際に地域に入りながら研究を進めている他大学の学生や、研究者との対話を通じて、自分の研究の立ち位置を客観的に捉え直すことができたのも大きな収穫です。

最終日のワークショップでは、異なる分野の学生とともに未来の社会課題について考え、短時間でアイデアをまとめる経験をしました。

自分とは異なる視点を持つ人たちと協働することで、研究や実践においても一人ではたどりつけない発想の可能性を改めて感じました。今回の学会を通して得た気づきやつながりを、今後の修士研究や地域での実践に丁寧に活かしていきたいと考えています。

令和7年度第1期「日本デザイン学会第72回春季研究発表大会 参加」(4)

長岡造形大学 大学院 造形研究科
修士課程1年 上田俊一

日本デザイン学会第72回春季研究発表大会に参加し、デザインに関わる多様な視点や最新の研究動向について学ぶ貴重な機会となりました。

大会は全国の大学・大学院・企業の研究者や学生が集い、研究発表やディスカッションを通じて相互の知見を深める場として構成されており、発表内容は、情報、地域、教育、福祉、産業など幅広い領域に及び、デザインがどのように社会の課題と関わり得るかを多角的に考えることができました。

特に、現代におけるデザインの役割が「解決」だけでなく、「問いを立てること」や「関係を築くこと」へと拡張している点が印象に残りました。また、参加型リサーチやナラティブ手法など、従来の調査研究にとらわれない柔軟な方法論が多数紹介されており、今後の自分の研究の方向性を考える上で大きな示唆となりました。さらに、他大学の学生や研究者と交流する中で、自身のテーマを俯瞰的に見つめ直す機会ともなり、研究への視野が広がりました。

こうした経験を通じて得た気づきや考察を、今後の修士研究や実践活動に活かしていきたいと考えています。

令和7年度第1期「日本デザイン学会第72回春季研究発表大会 参加」(3)

長岡造形大学 デザイン学科2年
茂泉朋華

日本デザイン学会第72回春季研究発表大会に参加し、自身が企画・運営する対話の場「itかたり」について、口頭発表を行いました。

「itかたり」は、少人数によるテーマに基づいた対話を通じて、自身の思考や感情を把握・理解すると同時に、他者の価値観に触れることで自己認識を深めることを目的とした場です。

今回の発表では、フォーマルとインフォーマルなコミュニケーションが混在する場がもたらす効果について考察し、その意義や可能性について発表しました。発表後の質疑応答では、「自己開示が促された要因が『itかたり』に特有のものと言えるのか」「日常的な会話と比較してどう違うのか」など、他大学の教員から具体的かつ建設的な質問や意見を多数いただき、今後の研究を深化させる上で非常に参考となる示唆を得ることができました。

また、他の参加者と意見交換を行う機会もあり、自身の研究に興味を持っていただけたことを実感するとともに、新たなつながりを築くことができました。

自身の発表以外にも、他大学の学生によるポスターセッションや口頭発表を数多く聴講し、さらにエクスカーションやオーガナイズドセッションにも参加しました。特に、デザインを基盤として地域で実践的に活動されている方々や、対話やコミュニケーションに焦点を当てた研究発表に触れることで、自分の研究と分野は同じであるものの、自身とは違う視点から問いを立て、実践していること実感し、多くの刺激と新たな知見を得ることができました。

今回が初めての学会参加でしたが、他大学や企業の研究者・学生との対話を通じて、研究に対する視野が大きく広がりました。今後の研究活動においてこの経験を活かし、自身の研究をより一層深めていきたいと考えています。

令和7年度第1期「日本デザイン学会第72回春季研究発表大会 参加」(2)

⻑岡造形⼤学 ⼤学院 造形研究科
イノベーションデザイン領域 修⼠課程2年 及川和怜

⽇本デザイン学会第72 回春季研究発表⼤会にて、「⾼校⽣が地域の⼤⼈との出会いによって多様な⽣き⽅を受容するデザインプロジェクトの実施とその効果にかかる⼀考察 -新潟県⻑岡市で実施する動物図鑑プロジェクトを事例として-」という題⽬で⼝頭発表を⾏いました。

本発表では、私⾃⾝が企画・運営する「⻑岡市内に通う⾼校⽣が⻑岡のおもしろい⼤⼈にインタビューを⾏い、その⼤⼈の⽣き⽅や考え⽅を動物として表現し、親しみを持ってもらえるように発信するプロジェクト」に参加した⾼校⽣を対象に、地域の⼤⼈との出会いが多様な⽣き⽅への受容にどのように寄与するのかを考察しました。

質疑応答では、他⼤学の先⽣から貴重なご意⾒をいただくことができ、今後の研究に向けたヒントを得る機会となりました。また、⼝頭発表やポスターセッション、オーガナイズドセッションを通じて、⾼校⽣や⼤学⽣の学びや⾃⼰探究を⽀援する実践的な取り組みなど、⾃⾝の研究テーマと接点のある発表を多数聴講することができ、とても参考になりました。さらに、学⽣企画のワークショップにも参加し、他⼤学の学⽣との交流を通じて視野を広げることができました。

今回の学会では、他⼤学の先⽣や学⽣、企業の⽅と直接意⾒交換ができる⼤変貴重な機会となりました。この経験を今後の研究活動に活かし、今後さらに⾃⾝の研究を発展させていきたいと思います。

令和7年度第1期「日本デザイン学会第72回春季研究発表大会 参加」(1)

⻑岡造形⼤学 造形学部
デザイン学科3年 野⽉あすみ

デザイン学会春季発表⼤会に参加し、⼝頭発表では、⾃主的に運営している対話の場「ほっこりすん」の事例をもとに、活動を持続させるためのプロジェクトデザイン・プロセスについて検討を⾏いました。

発表後の質疑応答では、チーム運営やモチベーションに関する問いを受け、⾃⾝の研究や今後の活動を⾒直す良い機会となりました。また、他⼤学や企業の⽅々による発表・ポスターセッションにも参加し、多様な発想やデザインのプロセスに触れることで、⽇頃の制作に活かせる新たな視点を得ることができました。

また、学⽣向けワークショップでは2035年を想定した課題解決型の演習に取り組み、他⼤学の学⽣とチームを組んで提案を⾏いました。協働を通じて思考を深め、未来を⾒据えたデザインの可能性を体感する貴重な経験となりました。

初めての学会参加でしたが、当⽇の発表だけでなく、研究や発表準備の過程も含めて、多くの新しい知⾒を得ることができました。今回の学びを、今後の学⽣⽣活や活動にも積極的に活かしていきたいです。

学生活動助成金 及び 授賞式等交通費助成金 2025年度募集要項

芸術活動少額助成金

長岡造形大学校友会(以下、「校友会」)は、広く社会に向けて芸術文化の発展に寄与する企画・活動を応援するため、書類審査のみで申請できる、「芸術活動少額助成
金」制度を開設しました。在学生1人あたり1万円の給付で年間150万円が上限です。
募集要項・申請書類詳細は下記ダウンロードボタンよりご確認お願いします。

芸術活動少額助成金 募集要項PDFダウンロード 芸術活動少額助成金 申請書類PDFダウンロード

同窓会少額助成金

校友会は会員同士のつながりを深めるため、書類審査のみで申請できる、「同窓会少額助成金」制度を開設しました。
10名以上の校友会員が参加する同窓会に参加する卒業生1人あたり3,000円の給付で年間50万円が上限です。
募集要項・申請書類詳細は下記ダウンロードボタンよりご確認お願いします。

同窓会少額助成金募集要項PDFダウンロード

同窓会少額助成金 申請書類PDFダウンロード

学生活動助成金 募集要項と申請書

長岡造形大学校友会(以下、「校友会」)は、活力ある後輩を育成するため、学生生活における学生個人や団体等の今後の有望な活動に対して、奨励・支援を目的として学生活動助成金(以下、「助成金」)を給付します。意欲のある方はふるって応募してください。
活動例:展示、発表、コンペへの参加、ボランティア活動、地域交流等
募集要項・申請書類詳細は下記ダウンロードボタンよりご確認お願いします。

学生活動助成金 募集要項PDF 学生活動助成金 申請書類PDF

授賞式等交通費助成金 募集要項と申請書

コンペやコンクールで受賞した学生に対して、授賞式・表彰式(以下「授賞式等」という。)へ出席するための交通費の助成を行います。
該当者は、以下の要領を確認のうえ、教員の推薦を得たうえで、申請してください。
募集要項・申請書類詳細は下記ダウンロードボタンよりご確認お願いします。

授賞式等交通費助成金 募集要項PDF 授賞式等交通費助成金 申請書類PDF

中越市民防災安全士助成金 募集要項と申請書

中越市民防災安全大学の受講を経て「中越市民防災安全士」に認定された学生に対して、中越市民防災安全大学受講費の助成を行います。
募集要項・申請書類詳細は下記ダウンロードボタンよりご確認お願いします。

 

長岡造形大学専任教員の募集について

令和8年4⽉1⽇採⽤の造形学部専任教員を以下のとおり募集します。希望者は、令和7年6⽉30⽇(月)必着で、事務局総務課宛に必要書類を郵送にて提出してください。

 

<募集分野および採用予定人数>

  • デザイン学科 ビジュアルデザイン 3人(内2人は女性限定)
  • 建築・環境デザイン学科 建築   1人(女性限定)

 

※本学は男女共同参画を推進しており、「男女雇用機会均等法」第8条(女性労働者に関わ る措置に関する特例)の規定により、専任教員の女性割合を積極的に改善するための措置として女性に限定した公募を実施します。

 

募集要項および応募書類等の詳細は長岡造形大学ホームページをご覧ください。

https://www.nagaoka-id.ac.jp/about/overview/recruit/senninkyoin/

令和6年度第2期「長岡造形大学ファッションショー”Piece of Cake”」

⚫︎概要

実施日:2月1日(土) 二部公演 第一部13:30開演 第二部16:00開演
会場:アオーレ長岡 市民交流ホールA
団体人数:99名
来場者:250名

⚫︎ショーの成果

今回のファッションショーはアオーレ長岡を会場としてお借りし、会場付近の公共施設やお店等にポスターやチラシ、フライヤーの設置にご協力いただいたことや、ファッションショー公式Instagramアカウントやアオーレ長岡ビジョンによる宣伝効果や、配布物もポスターやチラシだけではなく、ポストカードを制作することで、大学関係者だけでなく一般の方々にも多くご来場いただくことができました。このショーを通して長岡造形大学や長岡造形大学ファッションコースについて広く知っていただけたと思います。

⚫︎ショーの構成

ショーのテーマである「Piece of Cake」には、どんな困難も簡単に見えるくらい楽しもうという思い、楽しむことでそれ以上の楽しいことが待ち受けているという前向きなメッセージを込めています。
映画を観た時のようなワクワクやトキメキを感じてほしいという思いから始まり、構想を練りました。

・個性豊かで各々の想いの詰まった作品の制作
・ショーと映像をリンクさせる
・ファンタジーの世界に足を踏み入れたような感覚に陥るオープニング映像・演出でファッションショーの世界観に観客を引き込む
・舞台装飾や小物も世界観に合わせて制作
・ショービジュアル制作は視覚デザイン学科の学生たちに協力してもらい、ショーのクオリティーを高める
・エンディングにはスタッフロールを取り入れ、よりコンセプトである映画のような演出に近づける
・観客から一番良く見える且つ世界観に入り込める会場設営の考案

上記等を運営で話し合い制作を進めました。