「Articulation-区切りと生成-」展 令和4年度第2期

この度、私たち長岡造形大学大学院造形研究科博士(後期)課程の院生5名が、校友会の助成を受け「Articulation-区切りと生成-」展に参加しました。栃木県小山市立車屋美術館と足利市のギャラリー碧にて同時開催された本展は、本学大学院研究科長である小松佳代子先生と武蔵野大学教授の生井亮司先生の企画監修による、大規模な美術展覧会でした。展覧会の準備は2020年から開始され、2年間にわたる準備を本学大学院に所属する学生たちが中心になって実施してきました。この展覧会の特徴は、作品と制作理論とが独立しつつも、ところどころで交叉している様子を開示しようと試みているところにあります。会場で販売された図録には、作品画像のみならず「自己批評」という形で14人の研究者と参加作家による論攷が掲載されています。

展覧会は、栃木県の下野新聞社をはじめ数々のメディアでもご紹介いただき、2022年10月22日(土)~12月18日(日)の展覧会開催期間中,長岡造形大学の関係者のみならず、首都圏から大変多くの美術関係者の方々に足を運んでいただきました。

11月23日(水・祝)に開催されたワークショップ及びシンポジウムと、11月20日(日)と12月18日(日)に行われたギャラリートークでは、多くの小山市民を中心とした来場者がありました。鑑賞者の感想や考えを聴くことができ、対話するなかで、今後の作品制作および研究活動の糧となる貴重な経験を得ました。

このように充実した研究活動をご支援いただきました校友会に感謝申し上げます。多大なご協力を誠にありがとうございました。

 

2023年2月1日

飯塚純
竹本悠大郎
竹丸草子
長島聡子
南雲まき