「塩谷彩夏写真展 一心太助組~凧への熱き想い~」

tasuke

・2011年1月14 日( 金) ~ 2011年1月27 日( 木)
・エプソンイメージングギャラリー エプサイト
ついに念願の東京での個展が、1月14日から新宿にありますエプサイトギャラリーで開催となりました。
この会場の展示は、公募で選考により作品が認められ、展示となりました。
新潟市南区で300年の歴史を持つ白根大凧合戦に興味を持ち、これに参加している凧組のひとつ「一心太助組」に4年間密着取材してまとめ上げたのが今回の作品です。大学4 年時にまず卒業制作としてまとめ、大学院1 年のときに「しろね大凧と歴史の館」で個展として発表。このとき「首都圏で凧の写真を展示したい!」という次の目標が定まりました。「写真を展示することで今までの恩返しをしたい」「多くの人に白根の凧を知ってもらい、土手に来てもらうキッカケになったらいいな」と考えるようになりました。
この展示では大凧を作るために、骨組みとなる竹を切り出すところから始まり、実際の合戦の様子、勝利を手にして喜びを分かち合うとところまでを紹介しております。
この大凧による合戦とは、その昔白根川で揚げた凧が対岸に落ちて対岸の畑を荒らし、腹いせに今度は対岸の西白根側から凧を揚げて今度は白根川の土地にたたきつけたことがその起源、といった説があるそうですが要は川を挟んでそれぞれの岸からあげた凧を絡ませ、川に落とすなどして引き合い、綱の切れたほうが負け、といった勝負です。会場には臨場感を盛り上げる為に、実際の凧の55分の1サイズ(実際は18畳)の凧と、凧を引く「元綱」と「カタギ」と言われる凧に元綱を括りつける時に使う道具を飾り、臨場感を盛り上げています。