「YOHAKU」 令和3年度第3期

2022年の1月から6月にかけて、私たちはYOHAKUという任意団体を立ち上げ、休憩小屋を制作しました。

2020年からコロナ禍で行動が制限され数々のイベントが中止になっていた中で、何か活動したいという学生たちの思いが高まり、プロジェクトは始まりました。

出雲崎町にある梅畑にて活動する「ふらっと梅部」の方々の「メンテナンス・収穫時に休憩する場所が欲しい」という声があったということが今回の出雲崎での活動のきっかけです。私たちが作ったものが社会、地域活動の余白となり、日常が少しおもしろいことにならないかと思い、YOHAKU(余白)というプロジェクト名にしました。

学校の課題はパソコン上で完結することがほとんどで実際に制作することははじめてであるため、戸惑いも多かったです。しかしツリーハウスビルダーの馬場弘至さんに図面作成のアドバイスをいただいたり、ほぞの加工などを教えていただき、春休み期間での制作の計画を立てていきました。木材加工は大学の木工房を使い学生たちで協力して行いました。

そしていよいよ、現地での組み立てを4月24日に行いました。馬場さんやふらっと梅部の方々やYOHAKUのメンバー、地域住民など多くの人に集まっていただき、見守られながら組み立てました。ものづくりを通して学生と地域の方々との交流も深めることができ、また実際に建物を作り、使っていただけるという体験ができたことを嬉しく思います。

 

竹本悠大郎 乾漆彫刻展 令和4年度第1期

長岡造形大学大学院 造形研究科 博士(後期)課程3年
206002 竹本悠大郎

今回は個展「竹本悠大郎 乾漆彫刻展」に助成いただきありがとうございました。

この展示は私にとって初めての個展であり,長岡造形大学ですすめてきたこれまでの研究成果を公開する重要なものでした。

10日間の開催期間中,多くの新潟県内の市民や美術関係者,長岡造形大学の教員や職員,学生に足を運んでいただきました。作品制作だけでなく,論文執筆も行うという私の研究を公開するため,今回の展示では彫刻と共にこれまで執筆してきた論文も展示しました。

そのようにして開示した研究内容に関心を示された7名の来場者から,論文を読みたいとのコメントをいただき送付するということもありました。

乾漆10点,テラコッタ(焼きもの)4点,ブロンズ1点,計15点の彫刻と版画3点に併せ論文5本という充実した作品量の展示に対して,これまで彫刻に馴染みのなかった来場者からも,様々な感想や解釈を聴くことができました。来場者の感想や考えを聴き,対話する中で気付くことの多い展示となりました。作品制作と論文執筆,どちらについても今後の課題が見えてきた10日間でした。

微力ではありますが,研究内容を広く市民に公開し,研究の成果を社会に還元していくことができたのではないかという手応えを得ています。

校友会の支援により初めての個展を充実したものとすることができました。ありがとうございました。

ファッションショー「Radio」を開催

私たちは令和4年2月にファッションショー「Radio」を開催しました。

目的は、長岡造形大学の学生を主体とし、歴代にはない体制や企画を形にしたファッションショーを全国の方に見てもらい、長岡造形大学並びに長岡市の知名度・発展・興味関心を高める為です。

今年度のショーの主体になったメンバーは拘りが強く、その分やってみたい案が多かったように感じています。その拘りを最大限表現し、何よりも目的を果たす為に校友会に助成をお願いする事にしました。

歴代に無い企画内容をしてみたいと思い、準備を進めてきました。一例として、
(1)感染症対策・ドレスコードとしてオリジナルマスクの制作
(2)従来に無いパンフレットデザイン
(3)音響・照明の業者様にお願いをせず、配信・照明・音響、全て学生で行う
事などが挙げられます。

それぞれ担当の部署の学生が全力を尽くし、よりショーのテーマ・コンセプトを表現できたのでは無いかと思っています。
ショーは2部構成で、感染症対策として完全予約制、インターネットでのライブ配信を採用しました。1部の予約は満席、2部もほぼ満席、ライブ配信は1・2部合わせて現在1,460回試聴という結果になりました。数字のみではありますが、人数に換算すると過去最高かと思います。

また、今年度は長岡美容専門学校様に協力頂き、ヘアメイクにも力を入れています。
その結果、全国の方に見て頂き長岡造形大学並びに長岡市への興味関心を高めることが出来たのではないかと思います。
また、コンセプトとしてファッションの表現の幅広さを感じて頂けたら幸いです。

主催:プロダクトデザイン学科テキスタイル・ファッションデザインコース

卒業生現況調査への協力のお願い

長岡造形大学キャリアデザインセンターでは開学から26年が経ち、各方面の第一線でご活躍を続けられている皆様の現況を定期的に確認し、皆様の背中を追いかけるべく日々勉学に励んでいる在学生たちの支援を目的として、データベースの更新を行いたいと思っております。

つきましては以下のような「卒業生現況調査ハガキ」を送付させていただきますので、以下のQRコードよりご回答いただけますようご協力のほどよろしくお願いいたします。(前回調査は平成27年12月頃実施しています。それ以降変更がない方は回答不要です。)

なお、回答締切は令和4年3月31日といたします。

思い出作ろう!長岡米三百俵まつり

1・2年生への思い出作り&長岡魂を知ってもらう為にイベントを企画。
長岡の花火の打ち上げと、学生へ向けて長岡産新米・長岡で作られたしょうゆ・五十六カレー等の食料詰め合わせを無償配布するとともに
医療従事者への感謝・長岡の花火業者さんの応援になればということで実施させていただきました。

第95回国展受賞作家展への作品出品

校友会からの助成金をいただき搬入出を行った第95回国展受賞作家展では、乾漆と呼ばれる塑造技法による人体像を出品しました。
東京都美術館を会場に行われた展示では、鑑賞者や他の彫刻家たちと交流する機会を得ました。現在の彫刻や美術教育を取り巻く問題意識などについて議論を交わすことができ、有意義な機会となりました。

 

 

「うちのごはん、ちょっと変︖」をテーマにした展⽰、⼩冊⼦の配布、ウェブサイトの公開

団体名︓カンガルー
実績︓「うちのごはん、ちょっと変︖」をテーマにした展⽰、⼩冊⼦の配布、ウェブサイトの公開
⽇時︓2020年4⽉26⽇(⽉)〜29⽇(⽊)
場所︓⻑岡造形⼤学⼆階ホワイエ

カンガルーは、本学教授の徳久先⽣を中⼼として視覚デザイン学科の1、2年⽣の有志によって活動している団体です。何か⾯⽩いことをしようという考えのもと、今年は「各家庭で独⾃の進化を遂げた、少し変わった料理を紹介する」という活動を⾏いました。
最終的な成果物として、⼤学内のホワイエにて4 ⽇間⾏われた展⽰の他、料理にまつわるエピソードをまとめた⼩冊⼦・ウェブサイトの制作とインスタグラムアカウントの開設を⾏いました。
今回助成⾦で⽀援いただいた多くは、この⼩冊⼦の印刷代とウェブサイトの公開費⽤に使⽤させて頂いています。そしてコロナ渦において約⼀年間、満⾜のいく制作ができていなかった中で⾦銭に囚われない規模の⼤きい制作ができ、メンバーにとって貴重な経験をすることができました。
また本展⽰の公開を新⼊⽣⼊学後すぐのタイミングに合わせたことで、造形⼤⽣がどのような活動をしているのか、⽰すことができたのではないかと期待しています。
制作した⼩冊⼦は今後、⻑岡市内のいくつかの施設に配布し、ウェブサイトは⼀年間運営していく予定です。
今回私たちの制作したものが少しでも⾯⽩いと思ってもらえれば、製作者冥利につきます。
HP→https://www.kangaroo-2021.com

GalleryOSIO 彫刻ゼミの有志による企画展覧会

GalleryOSIOは彫刻ゼミの有志(今井駿弥・小笠原翠・志水姫香)による企画展覧会を行うグループです。

新型コロナウィルスによる影響で学内展示や一般への公開が難しくなったため、アパートの一室を借りてギャラリーを開き全5回の展覧会を開催しました。長岡造形大学の中から企画内容に合わせて出品者に依頼し、我々自身も作品展示を行いました。展示について実践的に学び、また社会との関わり方について考える事を目的としたプロジェクトです。

一つ一つ違った展覧会を開催することができ、あっという間の半年でした。

 

【contact展】

彫刻と絵画の二人展です。
絵画の出品者は作品展示と同時にライブペイントを行い、完成を見るために再来場する方もいらっしゃいました。

【Recollection展】

彫刻ゼミ3年(現4年)の課題制作作品の展示です。
記憶をテーマに、全員が違う素材を使用した彫刻作品を展示しました。

【CONTRAST展】

クラフトデザインコースから6名が参加し、ガラス、彫金、鍛金、写真、切り絵等、多分野の作品を展示しました。

会場の壁や床がモノクロだったため、鮮やかな作品が映える展覧会となりました。

 

【Teru Teru Boy展】

今井駿弥とその兄による兄弟展です。

人間の不条理と理不尽を表現したインスタレーション作品の展示を行いました。

【あいだのかたち展】

完成作品と共に制作の構想段階のスケッチを展示することで、制作前と制作後のギャップを表現する彫刻展です。

アプローチの仕方がそれぞれ違い、面白い展示となりました。

第24期視覚デザイン学科の卒業研究作品をまとめた作品集の制作

2021年3月19日

視覚デザイン学科4年生の有志が主体となって、第24期視覚デザイン学科の卒業研究作品をまとめた作品集の制作を行いました。
今年度のテーマは「航跡」です。世界的な混乱の中に立たされ未知のルートを歩む私たちを、荒波の中を進む船乗りに例え、私たちの現状や4年間に渡るデザイン、造形の探求を航跡になぞらえました。
コロナウイルスの影響により、一般公開が叶わなかった今年度の卒業・修了研究展において、この作品集の制作が卒業研究のモチベーションに繋がった学生が多くいました。大学生活の集大成となる1年間の成果を本として形に残すことができ、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。先生方や協賛企業の方々のご協力により、私たちが理想とする作品集を完成させることができました。心より感謝申し上げます。
最後になりますが、今年度は新しい取り組みとして、卒業・修了研究展の様子を映像で記録しております。以下のURLからぜひそちらもお楽しみください。
https://m.youtube.com/channel/UCzkTcT5qRYxOhtkFFzt7WFA

長岡造形大学視覚デザイン学科
2020年度卒業研究作品集製作委員会

長岡造形大学ファッションショーアーカイブ冊子の出版


私たちは令和2年2月に開催された長岡造形大学のファッションショーの様子を収めたアーカイブ冊子を出版しました。目的としては、ショーに参加した方々に形のある思い出として残してもらうこと、次年度のショーへ向けて広報の一部として使用することです。
ショーの直後に、スタッフ数名の間で冊子を制作しようという話になり、打ち合わせに入りました。写真が得意な学生が撮った、ショーの際の綺麗な写真がたくさんあり、出来るだけ大きく、全作品を載せたいということでB5版の38ページの冊子を制作しました。
なるべくたくさんの人に手に取ってもらうために、販売ではなく配布をしたいと考え、校友会に助成をお願いすることにしました。
できた冊子は、去年のスタッフの方々へお渡ししたほか、学内や、ショーに興味がありそうな人が集まりそうなお店へ設置しました。また、今年度のショーの宣伝で活用してもらう予定です。
お店へ設置のお願いをしにまわっていた時、地域の人はショーの存在を意外と知らないことがわかりました。そして、興味も示してくださいました。
私たちがこの冊子を作ろうという気持ちになったのは、ファッションに一生懸命向き合っていた学生たちや、ショーに感動したからです。学生たちが作り上げるファッションショーの魅力を、学内、そして地域の方々にも知っていただき、興味を持ってもらえるきっかけになれば幸いです。

Nagaoka Institute of Design FSアーカイブ編集チーム