2022年の1月から6月にかけて、私たちはYOHAKUという任意団体を立ち上げ、休憩小屋を制作しました。
2020年からコロナ禍で行動が制限され数々のイベントが中止になっていた中で、何か活動したいという学生たちの思いが高まり、プロジェクトは始まりました。
出雲崎町にある梅畑にて活動する「ふらっと梅部」の方々の「メンテナンス・収穫時に休憩する場所が欲しい」という声があったということが今回の出雲崎での活動のきっかけです。私たちが作ったものが社会、地域活動の余白となり、日常が少しおもしろいことにならないかと思い、YOHAKU(余白)というプロジェクト名にしました。
学校の課題はパソコン上で完結することがほとんどで実際に制作することははじめてであるため、戸惑いも多かったです。しかしツリーハウスビルダーの馬場弘至さんに図面作成のアドバイスをいただいたり、ほぞの加工などを教えていただき、春休み期間での制作の計画を立てていきました。木材加工は大学の木工房を使い学生たちで協力して行いました。
そしていよいよ、現地での組み立てを4月24日に行いました。馬場さんやふらっと梅部の方々やYOHAKUのメンバー、地域住民など多くの人に集まっていただき、見守られながら組み立てました。ものづくりを通して学生と地域の方々との交流も深めることができ、また実際に建物を作り、使っていただけるという体験ができたことを嬉しく思います。